人的資本経営方針

人財戦略(理想の個、理想の組織)を
実施することで従業員のウェルビーイング向上により、
働きがいのある元気な企業集団へ

※一人ひとりを、大切な財産であると考えており、人材の『材』を財産の『財』にて表現をしています。

当社グループでは「理想の個の姿」と「理想の組織の姿」の実現をめざし、人的資本への投資を進めております。理想の姿の実現に向けて、「自律的なキャリアアップ支援」「働き方改革」「多様性を重視した組織風土の醸成」「健康経営施策」に取り組んでおります。

当社グループが目指す2つの理想の姿

  • 『理想の個の姿』
  • 従業員自身が環境変化に適応し、自己変革に絶えず挑戦し、人生の「喜び・生きがい」の目標達成に向けて自律的にキャリアアップが出来る姿を目指します。

  • 『理想の組織の姿』
  • 目標達成のため、上下関係なく健全なコンフリクトがあり、互いに柔軟なアイデアを生み出し、協力し合って課題に取り組むことができ、エンゲージメント及びチーム生産性の高い組織風土を目指します。

当社グループが目指す人的資本経営のビジョン

※ DE&I:Diversity,Equity&Inclusionの略称。社会の多様性、公平性、包摂性を高めるための対策や概念を指します。

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当社グループの主要KPI

当社グループでは理想の個・理想の組織の実現に向けて下記5つの指標を掲げております。指標を用いて理想の姿に向けた進度を測定するとともに、人的資本経営に係るPDCAを円滑に回すことにより目標達成につなげてまいります。

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1)戦略

  • 人財育成方針

当社グループでは、『従業員自身が環境変化に適応し、自己変革に絶えず挑戦し、人生の「喜び・生きがい」の目標達成に向けて自律的にキャリアアップが出来る姿』を理想の個として掲げており、その『理想の個』の実現には従業員の自律性が重要だと考えております。そのため、従業員の個性や多様性を尊重し、自身でのキャリア構築、環境変化への対応したスキル支援など、自律性を重視した育成を進めてまいります。
従業員が『理想の個』の姿になるための成長を促すことで、従業員のウェルビーイングの向上を目指します。

  • 社内環境整備方針

当社グループでは『目標達成のため、上下関係なく健全なコンフリクトがあり、互いに柔軟なアイデアを生み出し、協力し合って課題に取り組むことができ、エンゲージメント及びチーム生産性の高い組織』としており、その『理想の組織』の実現には人財の多様性が重要だと考えております。そのため当社グループではダイバーシティマネジメントを標榜し性別・国籍・年齢・LGBTQ+に関わらず、多様な人財が活躍できるよう環境整備・制度設計を進めることで、働きやすく・働きがいのある職場づくりを推進します。
また、従業員一人ひとりが活躍するための基盤は、健康で活き活きと仕事ができることと認識しております。そのために、「健康で活き活きと輝いて仕事ができるよう健康増進を支援」「安心・安全で快適な職場づくりにむけて安全衛生管理の推進」「調和がとれたワークライフバランスの推進」を実践し、トップレベルの健康経営を促進することで、従業員のウェルビーイングの向上を目指します。

2)リスク管理

日本の社会情勢として生産年齢人口は年々減少しており、今後、人財の確保が難しくなることが予想されています。当社グループは、持続的な企業価値の向上を図ることや経営戦略に連動した人財戦略を実行するためには人財の確保が重要と考えております。
そこで、当社グループは戦略に掲げております人財育成方針と社内環境整備方針を軸に、当社グループを支えている従業員を大切な財産とし、個の強みを活かす企業を目指してまいります。そして、人財の獲得・人財の定着・人財の活躍を図り、リスク対応に取り組んでまいります。

3)指標と目標

当社グループの重要なKPI項目
(年度別)
実績値 目標値
2022 2025 2030
人財育成方針に関するKPI 特に重要なKPI (1)ストレングス指標※1 56.5% 65.0% 70.0%
(2)セルフキャリア指標※1 65.2% 70.0% 80.0%
社内環境整備方針に関するKPI 特に重要なKPI (3)セーフ指標※1 62.7% 70.0% 80.0%
(4)WLB指標※1 62.2% 70.0% 80.0%
(5)健康リテラシーの高い従業員割合※2 68.1% 80.0% 85.0%
重要なKPI 女性管理職比率※3 1.4% 3.7% 10.0%
女性社員比率※3 26.6% 28.0% 30.0%
男性育児休業取得率※3 69.6% 100.0% 100.0%
その他のKPI 重要なKPI 人財の獲得※4 96.4% 100.0% 100.0%
人財の定着※5 97.1% 98.0% 98.0%
キャリアの活躍(人財の活躍)※6 34.5% 40.0% 50.0%
キャリア採用者割合※7 53.0% 60.0% 65.0%
有給休暇取得率※8 67.4% 75.0% 80.0%

※1 設問への回答の内、肯定的な回答の割合を指標としています。WLB指標:Work Life Balanceの略称。
※2 対象は当社および全連結子会社の従業員です。
※3 (株)TOKAIホールディングス、(株)ザ・トーカイ、(株)TOKAIコミュニケーションズ、(株)TOKAIケーブルネットワーク、(株)東海ガス、(株)TOKAIベンチャーキャピタル&インキュベーション、(株)TOKAIマネジメントサービスの社員のみ
※4 社員対象。実際の採用者数(新卒・キャリア含む)/期首の採用予定者数(新卒・キャリア採用含む)
※5 社員対象。期末時点で期首に在籍していた社員数/期首に在籍していた社員数
※6 社員対象。管理職全体人数に対するキャリア入社者の割合
※7 社員対象。各事業年度における入社者全体数に対するキャリア入社者の割合
※8 集計範囲は2022年1月1日から2022年12月31日であり、対象は当社および全連結子会社の従業員